スウェーデンのスタートアップ企業Ingrid、2,100万ユーロ(約2,300万ドル)を調達

Image Credits: Ingrid

スウェーデンのスタートアップ企業Ingrid、2,100万ユーロ(約2,300万ドル)を調達

uniqorns編集チーム 2024.03.19

スウェーデンのスタートアップ企業Ingridが、2,100万ユーロ(約2,300万ドル)を調達し、オンラインショッピングの最後の手間であるデリバリーを改善するビジネスの成長を推進する。
Ingridはデータサイエンスを活用し、将来のデリバリーの進化についての大胆なアイデアを持ち、ヨーロッパのさらなる市場への拡大を目指している。

Ingridのプラットフォームは現在、世界180か国の約250の顧客にサービスを提供しており、これまでに1億3,000万件以上の注文を処理している(現在は年間約4,000万件)。今回のラウンドで調達された金額や評価額は開示されていないが、これまでの調達額は3,200万ユーロになる。

電子商取引におけるデリバリーは、多くのストレスポイントの中でも特に問題がある。コストがかかることや、何か問題が起きた場合にとても手に負えないこと、環境への影響が大きいこと、Amazonのような巨大企業によって「無料」配達が競争上の優位性とされ、他の小売業者はマージンに直撃されることがある。
Ingridはこれらの問題を、修正できると考えており、「エンド・トゥ・エンド」のデリバリー体験をカバーするプラットフォームを構築している。

APIを介して、Ingridのサービスは小売業者の購入フローに統合されており、購入者はより正確で早い段階での出荷価格の把握や、チェックアウトの衝撃やカートの放棄を避けることができる。
Ingridは、特定の小売業者が使用する配送業者との統合を提供し、小売業者が他のキャリアや配送ポイントを追加したり、消費者に配送サービス、スピード、価格の選択肢を提供するのを支援する。Ingridはまた、昨年に返品専門の企業を買収し、それを大きなプラットフォームに統合することで、販売後のプロセスの管理や返品プロセスのサポートも行う。





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