ブロックチェーンエンジニアリングを行う株式会社Omakase、資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.05.24
Web3領域のインフラストラクチャエンジニアリングを提供する株式会社Omakaseは、野村ホールディングス株式会社を引受先とした第三者割当増資により資金調達をした。
株式会社Omakase(本社:大阪市西区、代表取締役社長:渡辺瑛介)は、2024年1月に、株式会社Kudasai(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:柏木崇志)の技術部門子会社として設立された。Kudasaiは、2020年に創設された日本最大級の暗号資産コミュニティ「KudasaiJP」を起点とし株式会社化され、Web3企業のみならず、Web3に関わる全てのプロジェクトや企業の成長を支援する企業である。
野村ホールディングス株式会社からの出資は人材確保やシステム構築など、国内外のブロックチェーンプロジェクトからの弊社エンジニアリングサービスへの需要の高まりに対応する為の体制構築を主な目的としている。株式会社Omakaseは日本国内外でのプレゼンス・競争力を高め、今後も発展を遂げると考えられるブロックチェーンインフラの一角をリードする会社としてWeb3業界に貢献していく。
金融を含めた様々な領域でブロックチェーンの活用が広がり、日本政府もWeb3を推し進める中、ブロックチェーン技術はより発展が見込まれる。このような機運の中、グローバルマーケットへリーチ出来るエンジニアリング企業は少ないため、グローバル市場と日本市場のスムーズな連携を目指し株式会社Omakaseを設立した。Omakaseの技術およびKudasaiのマーケティングリーチを用いてWeb3プロジェクトを包括的に支援する。Omakaseは主にブロックチェーン事業において、バリデータ運用・開発・保守や技術コンサルティングを専門的に担っており、将来的なステーキング事業の開発などを目指している。
Omakaseは2024年4月時点で、約200億円を超える金額の暗号資産の委任を受け、Avalanche、Dymension、Eigenlayer、Ethereum、SEI、Zetachainなどのブロックチェーン・ネットワークにおいてバリデータを運用している。リテールユーザーやプロジェクトからの委任のみならず、Avalancheでは機関投資家と連携を行いバリデータ運営を行っている。また、テストネットにおいてもグローバルで注目の高まるBabylon、Berachain、BounceBit、Elixir、Espresso等のプロジェクトとも連携しバリデータの運用を行い、国産チェーンのJapan Open Chainにもバリデータとして参画している。