一般社団法人 Robo Co-op、1億円の資金調達を実施

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一般社団法人 Robo Co-op、1億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.06.05

RPA(Robotic Process Automation)等のデジタルトレーニングによって、難民のスキル習得機会の拡大に取り組んでいる一般社団法人Robo Co-op(代表理事:金 辰泰)は、総額一億円の匿名組合Robo Co-op Empowerment Fund for Digital Inclusion (以下、Empowerment Fund)を組成し、立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合(プラスソーシャルインベストメント株式会社、本社:京都府京都市、代表取締役社長:野池雅人)より出資を受けた。

今回の調達は、社会起業家の持続可能な資金調達方法として、匿名組合型出資を取り入れており、この試みはRobo Co-op、RSIFの双方にとって初めての実績となる。社会的インパクトを持つ企業への新しい支援の形として、この匿名組合型出資による調達が今後広がり、社会起業家が描く未来をより実現しやすい社会が広がっていくことに、Robo Co-opもRSIFも期待を寄せている。

Robo Co-opは、世界中の難民や日本のシングルマザーと共に「コープ」による社会的連帯の中でデジタルのリスキルとIT案件の就労、そして当事者による民主的な経営を行う共同体である。5人1組のチームを作り、グループ学習でモチベーションを高め合い、現場で求められるチームワークを磨きながら就労機会に繋げている。

Robo Co-opのミッションは、DE&Iに向けて女性や外国人、特に深刻性を抱えるシングルマザーと難民へデジタルスキルを提供し、育児と両立しやすい柔軟な働き方をベースとした雇用機会を拡大することである。

RSIFは、立命館大学が立ち上げた、社会的価値と経済的価値の両方を追求する投資ファンドである。立命館起業・事業化推進室では、立命館学園の起業・事業化をワンストップでデザイン・推進するプラットフォームとして、RIMIX(Ritsumeikan Impact-Makers Inter X (Cross) Platform)を展開している。2020年度に、新たな事業を通じた社会課題解決の挑戦を支援することを目的に、RSIFは設立された。

今回の調達の使途は、新たなプロフェッショナル人材の活用、メンバーの労働環境の整備(PC購入・Wi-Fi整備) 、国内外の新たな拠点オフィス立ち上げである。他、引き続き難民やシングルマザーの方々へのデジタルトレーニングによって教えあい、学びあい、稼ぎあいの輪を広げていくために有機的に活用する。

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