Understory、シリーズAにて1,500万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.05
2014年に設立されたウィスコンシン州マディソンに拠点を置く保険会社であるUnderstoryは、True VenturesとPrelude Venturesが共同で主導したシリーズAで1,500万ドルを調達した後に再生可能エネルギーに参入する。
Understoryは、地上の気象観測局網を展開してリアルタイムで天気を追跡し、必要なリソースを早期に確保することを目指している。Understoryは、Dotと呼ばれる気象観測ステーションを世界中に展開し、さまざまなデータを収集してきた。このデータを活用して、個々の物件のリスクをより正確に把握するためのグローバルな災害モデルを構築した。このモデルは、保険パートナーからの承認を得たものであり、Understoryはこれをソフトウェアサービスやデータサービスとして提供することができると判断した。
その後、Understoryは独自のリスク軽減技術を活用した保険商品を提供し始めた。特に、アメリカの自動車ディーラー向けのリスク管理を行う「Dealers Open Lot Insurance」を展開し、全米の約1,000か所のディーラー在庫に保護を提供している。Understoryの早期通知により、自動車ディーラーは数億ドルの被害を回避することができた。
Understoryは、過去1年間で年間500%の成長を遂げている。そして、新たな方向性として再生可能エネルギー部門に注力することを発表した。今回の資金調達を通じて、この新製品を立ち上げる予定である。