Mistral AI、シリーズBにて6.4億ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.11
パリを拠点とするスタートアップのMistral AIは、6億4,000万ドルのシリーズB資金調達を発表した。この資金調達により、Mistral AIの評価額は約60億ドルに達する。この資金調達には、General Catalystが主導し、Lightspeed、Andreessen Horowitz、Bpifrance、IBM、Samsung、Salesforce、Cisco、Nvidiaの投資部門など、新規および既存の投資家が参加した。
Mistral AIは、AI研究プロジェクトの開発および実装に貢献し、組織内で既存の研究プロジェクトの推進に取り組むことを目指している。
今回の資金調達の使途として、Mistral AIはコンピューティング能力の増強や、各部門のチーム規模の拡大を計画しており、国際的な商品化の取り組みをスケールアップし、OpenAIやAnthropicなどのグローバルなAI競争相手に対抗するための準備を行う。
Mistral AIは、オープンソースモデルに重点を置いており、ダウンロードとテストのためのトレントリンクを提供している。Mistral AIは、数々のモデルをリリースしており、金融業界、テック業界、公共部門を含むさまざまな複雑なユースケースで活用されている。Mistral AIのオープンモデルは、ヨーロッパを中心に評価されており、Mistral 7B、Mixtral 8x7B、Mixtral 8x22B、Codestral、Mistral Largeなどのモデルがある。これらのモデルは、さまざまなタスクに特化したAIモデルであり、ダウンロードはAPIおよびMicrosoft Azureを通じて利用可能である。
Mistral AIは、この資金調達によりさらなる成長を目指し、国内外での商品化をスケールアップし、OpenAIやAnthropicなどの競合他社に対抗する。