クライメートテックのアスエネ株式会社、シリーズCにて42億円の資金調達を実施ー累計101億円に
uniqorns編集チーム 2024.06.14
気候テックのコンパウンドスタートアップであるアスエネ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:西和田 浩平)は、シリーズCラウンドの1stクローズとして、三井住友銀行、SBIインベストメント、スパークス・アセット・マネジメントが運営する未来創生3号ファンドをリード投資家として、国内・海外の投資家・既存株主の計17社を引受先とした第三者割当増資などを行い、42億円の資金調達を実行する。今後の2ndクローズを合わせて50億円の調達を予定している。シリーズCまでの投融資における同社の累計資金調達額は101億円になる。
アスエネは、クライメートテック領域で脱炭素・ESGのマルチプロダクトを展開している。CO2見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」は、シリーズB資金調達時と比較して、受注MRRベースで30倍に急成長、顧客導入社数国内No.1で 6,000社を突破、提携企業数は140社を超えている。ESG評価クラウド「ASUENE ESG」は、被評価企業数が約10,000社を越え、多くの企業のESG経営を推進している。また、SBIホールディングスとの合弁会社「Carbon EX」を設立と、カーボンクレジット取引所のサービスをローンチし、プラットフォームの登録社数は1,000社以上となっている。
事業拡大に伴い、メンバー数は5倍の250名に増加している。日本だけではなく、シンガポールにASUENE APAC、アメリカにASUENE USAを設立、海外顧客も数十社獲得、海外パートナーも数十社と業務提携、フィリピンにグローバル開発センターを構えて現地エンジニアを多数採用するなど、グローバルでビジネスを成長させている。
今回の資金調達の目的は、以下のとおりである。今後No.1のClimate Tech企業を目指していく。
①積極的な最良人材の採用(営業、マーケ、開発、新規事業開発、M&A、ほか))
②製造業などの大企業との出資提携による営業・マーケティングの拡大
③生成AI・LLMへの技術投資・開発部隊の拡大
④M&Aによる非連続な成長の追求
⑤アジア・アメリカなどのグローバル展開の強化など
⑥さらなる新事業の展開