社会人向けキャリアプログラム「ミートキャリア」を運営する株式会社fruor、総額1.2億円の資金調達を実施

社会人向けキャリアプログラム「ミートキャリア」を運営する株式会社fruor（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：喜多村若菜）は、プレシリーズAラウンドにて、イノベーションディスカバリー2号投資事業有限責任組合（栖峰投資ワークス株式会社）およびイーストベンチャーズ4号投資事業有限責任組合からの第三者割当増資、日本政策金融公庫による資本性ローンを合わせ、総額1.2億円の資金調達を実施した。
今回の資金調達を基に、同社独自の「強み」と「仕事」のマッチング技術をさらに発展させ、事業展開を加速するためのプロダクト開発に注力していく。

転職希望者が年々増加し、年間1,035万人もの人が転職を考える時代となった。しかし、実際の転職者数は年間325万人に留まっており、残り710万人は「転職したいが動けない」「現在の会社に合わないがどうすれば良いか分からない」といった悩みを抱えている。この数字は実に、働く人の10人に1人に相当する。これらの悩みの原因は、自分の強みや転職目的が明確でないことにある。その状態で既存の転職サービスを利用しても、適切な求人紹介を受けることができず、問題の解決にはつながらない。必要なのは、個人が自身の活躍できる仕事と環境条件を明らかにし、市場を理解する過程である。しかし、そのための支援は既存の転職サービスでは提供されていない。ミートキャリアはそうした市況に追い風を受け、これまで6,000件以上の有料キャリアプログラムを提供し、利用者満足度94％と高い評価を受けてきた。
キャリアプログラムを提供していく中で、個人が最も活躍できる仕事や環境を選択するためには、生まれ持った強みをベースとしたマッチングロジックが有効であると発見し、独自のキャリアメソッドとして開発してきた。この技術を活用し、強みを分析することで、誰でも、自分に適した仕事や環境の要素を明らかにすることができるようになった。

今後はこのコア技術と当社に蓄積されたキャリアデータを活用し、さらなる事業展開を予定している。テクノロジーを活用し、現在提供しているキャリアプログラムの発展のみならず、新たなキャリア機会の提供や強みを伸ばして活躍するための支援ツールなど、6,925万人もの全てのはたらく人へ届けられるよう、プロダクト開発を強化していく。今回調達した資金は、これらの事業展開を推進するための組織拡大を中心に活用する予定である。

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