CuspAI、シードラウンドにて3,000万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.18
イギリス・ケンブリッジに拠点を置くCuspAIは、Hoxton Venturesが主導し、Basis Set VenturesとLightspeed Venture Partnersも参加するシードラウンドで3,000万ドルを確保した。このラウンドの他の投資家には、LocalGlobe、Northzone、Touring Capital、Giant Ventures、FJ Labs、Tiferes Ventures、Zero Prime Venturesが含まれる。DeepMindのMehdi Ghissassi氏とDorothy Chou氏を含むエンジェル投資家も参加した。
同社は、ジェネレーティブAI駆動のソフトウェアを使用して、新素材を最初に設計するという前提に基づいている。このプロセスは、材料または分子を入力して特性を出力することができるなら、特性を入力して材料や分子を出力できるのではないかというものである。しかしこの市場は、NASDAQに上場しているSchrodingerやDassault Systemesなどのプレイヤーによって独占されており、計算化学や材料シミュレーションを実行するためのソフトウェアツールを提供している。
CuspAIは、AIによって設計された材料が近い将来に重要な影響を与えると考える分野として、炭素捕捉と貯留を挙げている。また同社は、気候変動に対処するための新素材を発見するためのMetaのオープンサイエンスプロジェクトとも提携している。