AIを搭載したカスタマーサポートプラットフォームを提供するDecagon、シードおよびシリーズAにて総額3,500万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.19
AIを搭載したカスタマーサポートプラットフォームを提供するスタートアップ企業であるDecagonは、Andreessen Horowitz がリードしたシードラウンドで500万米ドルを受け取り、その後 Accel がリードし、A、Elad Gil 氏, Box のCEO Aaron Levie 氏、Rippling の COO Matt MacInnis 氏、Okta の共同創業者 Frederic Kerrest 氏、Lattice の CEO Jack Altman氏、Klaviyo の Ed Hallen 氏らが参加したシリーズAラウンドで3,000万米ドルを調達した。
Decagonは、Jesse Zhang氏とAshwin Sreenivas氏によって設立され、企業に対して人間の能力を反映させたAIエージェントを提供している。Decagonは、Eventbrite、Bilt、Webflow、Rippling、SubstackなどのFortune 1000の企業との契約を獲得しており、そのソリューションは企業にとって有益なものとされている。
Decagonの特徴的な機能としては、人間のようなAIエージェントを提供することが挙げられる。Decagonのエージェントは、会話レイヤーを超えてカスタマーサポートのライフサイクル全体をサービスすることができる。また、DecagonはAIを訓練するためにファインチューニングされたモデルとサードパーティのモデルを組み合わせて使用し、組織のナレッジベースと過去の顧客との会話を取り込んでいる。これにより、Decagonのエージェントはパーソナライズされた顧客対応を生成し、顧客に代わって行動を起こすことができる。Decagonは、CX チームによるフィードバックを受け取りながら、エージェントのパフォーマンスをモニタリングし、会話の分析やタグ付け、顧客からの問い合わせへの対応を支援する。
今回調達したこの資金は、Decagonの製品の発展や市場参入チーム、エンジニアリング・チームの拡大に役立てられる予定である。Decagonは、AIを活用したカスタマーサポートの分野において、新しいアプローチを取っている。競争が激しい市場で、Decagonは顧客のために具体的な行動を起こし、顧客サービスのライフサイクル全体にわたって最も人間に近い体験を提供することを目指している。