AI英会話アプリを展開しているSpeakeasy Labs、シリーズB-3ラウンドにて2,000万ドルの資金調達を実施

Image Credits: Speakeasy Labs

AI英会話アプリを展開しているSpeakeasy Labs、シリーズB-3ラウンドにて2,000万ドルの資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.06.21

Speakeasy Labs, Inc.(本社:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:Connor Zwick、日本統括:Yan Kindyushenko)は2024年6月にBuckley Venturesを筆頭に、既存投資家(OpenAI Startup Fund、コースラ・ベンチャーズなど)および新たな戦略的投資家でありY Combinatorの共同創業者であるポール・グレアム氏(Paul Graham)とLinkedInの取締役会長としても知られるジェフ・ワイナー氏(Jeff Weiner)などからシリーズB-3ラウンドとして2,000万ドル(約31億円)を調達したことを発表した。これにより、これまでの出資総額は8,400万ドル(約132億円)に達し、評価額が1年足らずで2倍の5億ドル(約790億円)となった。

Speakeasyが提供する「スピーク」は、「ChatGPT(チャットGPT)」の開発で知られている「OpenAI」とのパートナーシップを活かし、「OpenAI」のAI技術と「Speakeasy」が独自に開発した自動音声認識技術及び、英語学習ノウハウを組み合わせることにより、対人型英会話同様のスピーキング学習をAIを相手に行えることを可能にした英語スピーキング特化型学習アプリである。2019年に正式に韓国でサービスを開始して以来、過去5年間で利用者は毎年2倍以上に増加し続けており、現在は40カ国以上で約1,000万人のユーザーを抱えている。最先端の技術を活用したAIと会話することで、ユーザーは語彙や文法を丸暗記するのではなく、話し方のパターンを学ぶことができる。また、スピーキングに特化したレッスンで反復練習をすることで体系的に英語を身につけることができる。

「スピーク」は今年初め、独自の音声データセットを使って音声認識モデルを改良し、最新のベンチマークを発表した。その結果、既存のモデルに比べて単語エラー率(WER)が60%以上減少し、認識速度が20%向上しました。このモデルは、10言語以上の訛りのある英語を認識できる高度な技術が備わっている。この音声認識モデルの改良により、音声認識の精度向上と言語処理にかかる時間を短縮することに成功した。さらに、ユーザーのレッスン完了率・ユーザーエンゲージメントが高まり、非常にポジティブなフィードバックが得られた。

今回の資金調達によって、これまで以上に人間との会話により近いコミュニケーション体験を提供するため、またユーザーの発音に関してより的確なフィードバックを提供するための対話型AIモデル開発を推進していく。



Speakeasy Labsウェブサイト