AIを活用した薬剤開発スタートアップFormation Bio、シリーズDラウンドにて3億7,200万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.26
AIを活用した薬剤開発に焦点を当てたスタートアップ企業であるFormation Bioは、野心的な製品ロードマップをサポートするために、3億7,200万ドルのシリーズD資金調達を実施した。Andreessen Horowitzを主導とし、製薬会社のSanofi、Sequoia、Thrive、Emerson Collective、Lachy Groom、SV Angel Growth、FPV Venturesも参加した。
Formation Bioは、臨床試験と薬剤開発のためのテクノロジー重視のソリューションを提供しており、バイオテックと製薬会社から薬剤の知的財産をライセンス供与し、臨床的な概念証明を超えてこれらの薬剤を開発している。同社は、臨床試験の効率化に取り組んでおり、研究開始、参加者募集、データ管理などのプロセスを効率化している。また、AIを活用して患者募集資料や「有害事象」の報告書を生成するためのAIモデルの調整を行っている。さらに、R&Dの意思決定に対する薬剤開発チームへの推奨事項と薬剤の毒性、耐容性、有効性の予測を提供するためのAIモデルを開発しており、OpenAIとSanofiとの共同設計とAIソリューションの開発を発表した。Formation Bioは、現在、慢性手湿疹、感覚ニューロパシー、膝関節変形性関節症の治療など、3つの薬剤候補を臨床パイプラインで開発している。
同社は、今回の資金調達を主にパートナーシップの獲得と研究開発に活用する予定である。