中小企業向けのAI音声アシスタントのためのノーコードプラットフォームを提供するSynthflow、シードラウンドにて740万ドルの資金調達を実施

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中小企業向けのAI音声アシスタントのためのノーコードプラットフォームを提供するSynthflow、シードラウンドにて740万ドルの資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.06.26

Synthflowは、中小企業向けのAI音声アシスタントのためのノーコードプラットフォームで注目を集め、740万ドルのシードラウンドを発表した。このラウンドにはSingularをリード投資家とし、既存の投資家であるAtlantic Labsや、Krisp AIの創業者など、AI分野の複数の投資家も参加している。これによりこれまでの合計で910万ドルの資金調達を達成した。

このスタートアップは、繁忙な中小企業の人々が繰り返しのタスクを自動化するためにAIを活用している。Synthflowは、独自のノーコードインターフェースを提供し、顧客がビジネスのニーズに合わせた音声AIを設計できるようにしている。また、Synthflowは、顧客の声をテキストに変換し、AIモデルに与えて自動化された回答を生成する「声のオーケストレーションレイヤー」も開発している。同社は、自動化された音声AIを通じて中小企業の生産性と効率性を向上させることを目指している。

今回の資金調達により、Synthflowは研究開発に取り組む予定であり、製品の機能性を向上させ、対象とする中小企業の範囲を拡大していく。Synthflowは、既に英語圏市場向けのサービスを提供しており、さらにドイツ語とフランス語のバージョンも開発中である。また、Synthflowは、他のソフトウェアとの統合も重要な焦点としており、顧客が通話後のデータエントリータスクを効率的に処理できるようにしている。


Synthflowウェブサイト