中国の空飛ぶタクシースタートアップであるAerofugia、シリーズBにて資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.06.28
中国の空飛ぶタクシーのスタートアップ企業であるAerofugiaは、国有の投資ファンドであるOrinno Capitalを主導とする新たな資金調達ラウンドで「数億元」(1.376億ドルから13.75億ドル)を調達した。また、清華控股資本と中国科学院のベンチャーキャピタルファームであるCAS Starなど、以前の支援者も含まれている。今回の資金調達は、昨年のシリーズAで1億元を超える調達を行った1年後のことである。中国の自動車メーカーGeelyの子会社が行ったシリーズBは、同国の電動垂直離着陸(eVTOL)航空機分野における2年ぶりの最大の資金調達ラウンドである。
Aerofugiaは、調達した資金を使用して、AE200という5〜6人乗りのチルトローター型eVTOL航空機の商業運用を推進するとしている。この航空機の航続距離は200キロメートル(124マイル)である。同社は最近、中国の南西部四川省の省都である成都市で、2026年にも一般の人々に対して飛行タクシーのパイロットサービスを提供する計画を発表した。中国政府は「低空経済」と称しているものを確立するための取り組みである。Orinno Capitalは成都高新技術産業開発区投資集団有限責任公司に完全所有されている。
この資金調達ラウンドにより、Aerofugiaは電動垂直離着陸(eVTOL)航空機市場での競争力を強化し、新たな航空モビリティの未来を築いていくことが期待される。