児童虐待解決をめざす株式会社AiCAN、シリーズAで2.15億円の資金調達を実施

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児童虐待解決をめざす株式会社AiCAN、シリーズAで2.15億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.07.01

株式会社AiCAN(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:髙岡昂太)は、ANRI株式会社、HIRAC FUND(運営:マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社)、一般社団法人社会変革推進財団、株式会社talikiを引受先とした第三者割当増資により、総額2億1500万円の資金調達を実施した。今回の調達により、融資を含む累計資金調達額は約3億9000万円となる。

株式会社AiCANは、自治体のDXを通して児童福祉の課題解決に取り組むスタートアップ企業。子ども虐待の問題は、日本でも相談件数が年々増加し2020年には20万件を超えて、職員数の不足と高度な判断を伴う対応の難しさから、現場は逼迫していることが課題である。

同社は、現場の経験知と最新のテクノロジーを融合し、自治体の児童相談所や子育て支援課・母子保健課など、子ども虐待対応の最前線に立つ機関をサポートするサービスを開発・提供している。主力サービスである「AiCANサービス」は、業務をデジタル化するSaaSアプリと、データ分析に基づく提案や研修を行う活用支援をセットで展開する。

2023年に全国6自治体で実証実験を行い、地域や規模の異なる自治体においても「AiCANサービス」の導入効果が見込まれることを検証し、その結果を受けて、今年度より複数の自治体で本導入が予定されており、今後さらに導入地域を拡大していく予定である。

今回調達した資金を元に、サービスを改善・拡充していくとともに、より多くのユーザーに利用していただけるよう、採用を拡大して開発体制・営業体制の強化を行く。

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