使い捨ておむつを提供するKudos、シードエクステンションラウンドにて300万ドルの資金調達を実施

使い捨ておむつを提供しているShark Tankで支援されたKudosは、より健康的なコットンベースの使い捨ておむつのために新たに300万ドルの資金調達を実施した。この資金調達には、Precursor Ventures、Xfund、Oversubscribed Venturesなどの投資家が参加した。これまでに、同社は620万ドルを調達しており、今回の資金調達はシードエクステンションラウンドとして機能する。今回のラウンドに参加した投資家たちは、同社が解決しようとしている問題を明確に理解している。

2021年に立ち上げられた同社は、通常のプラスチックではなく、100％コットンを使用した初の使い捨てベビーおむつ会社であることを発表し、当時240万ドルのシードラウンドを調達した。その後、同社は個人衛生業界の最高のイノベーション賞を受賞した最初のおむつ会社となり、Mark Cubanと当時のゲストシャークであるGwyneth Paltrow氏からの「シャークタンク」の取引を引き付けた。同社は、過去12ヶ月間で2,000万枚以上のおむつを販売した。

Kudosは現在も100％コットンでライニングされた唯一の主流の使い捨ておむつであり、他の使い捨ておむつは依然としてプラスチックでライニングされており、肌に吸収される可能性のある有害な化学物質を含む。他のおむつには竹レーヨンが含まれており、「環境に有害な方法で重加工されている」としている。おむつは埋立地に存在する最大の消費者アイテムの1つであり、平均的な赤ちゃんはトイレトレーニングが始まるまでに何千枚ものおむつを使用する。
Kudosのように、過去に毒性物質を含んでいた日常品を再構築するスタートアップが増えている。大企業はコスト削減のために旧製品に固執することがあるが、Kudosによれば、おむつ業界では有名企業が同じサプライヤーや設備を使用し続けているだけで、新しいおむつを作るよりもはるかに簡単である。Kudosは、吸収技術を開発するために3年以上の研究と開発に取り組んだ。

Kudosは、今回の資金を使って新しい顧客を獲得するために、会社の足跡を拡大する予定である。同社は月額サブスクリプションを提供しており、一度の購入も可能である。また同社はおむつ市場全体にも進出し、たとえば大人用おむつを作ることも検討している。目標は、将来的に完全に堆肥化可能なおむつを作ることである。

Kudosウェブサイト