フィリピンでの手ごろな住宅の提供を目指すLhoopa、8,000万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.07.15
フィリピンでの手ごろな住宅の提供を目指すLhoopaは、8,000万ドルの資金調達を行った。Lhoopaは、テクノロジーと分散型の運営を組み合わせ、地元のプロフェッショナルと提携して手ごろな住宅を探している人々の問題を解決する。今回の資金調達には、World BankのInternational Finance Corporation(IFC)とWavemaker Partnersを中心に、Pavilion Capital、10X Group、Concentric Equity Partners、Mirath Investments、NataRock Partners Fundなどが参加した。また、Asian Development Bank、United States International Development Finance Corporation、Lendableなどの開発金融機関から6,000万ドルの借り入れも行われた。
Lhoopaは、フィリピンの市場において、約650万戸の低所得者向けの住宅需要がある。一般的な手ごろな住宅は1万ドルから3.5万ドル程度であり、高級住宅は最大2,000万ドルにもなる。Lhoopaは、機械学習とAIを活用したテクノロジープラットフォームを開発し、地元のエージェントやその他のチャネルから得られるリストを分析する。適切な物件を特定した後、Lhoopaはネットワーク内のブローカーや建設業者に物件を送り、購入やリノベーション、建設などの手続きを進める。Lhoopaはまた、自社のテクノロジーを使って文書をデジタル化し、複数のステークホルダーに提供する。同社は、フィリピン全土の約9,000のエリアを監視し、どこにでも適正価格の物件を見つけることができる。Lhoopaは、顧客と直接接触することなく、地元のエージェントを通じて物件を販売し、ローン申請や購入手続きなどのサービスを提供する。
Lhoopaは、フィリピンでのプレゼンスを拡大し、他の東南アジア諸国にも進出する計画であり、次の18か月以内に少なくとも1つの国に進出する予定である。またLhoopaは、これまでにフィリピンの58都市で2,500以上の手ごろな住宅を販売しており、今後3年間でフィリピンだけでも15,000以上の手ごろな住宅を提供する予定である。