ビジネス向け生成AIプラットフォーム「Retrieval Augmented Generation (RAG)」を提供するVectaraがシリーズAラウンドにて2,500万ドルの資金調達を実施ー累計調達額は5,350万ドルに

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ビジネス向け生成AIプラットフォーム「Retrieval Augmented Generation (RAG)」を提供するVectaraがシリーズAラウンドにて2,500万ドルの資金調達を実施ー累計調達額は5,350万ドルに

uniqorns編集チーム 2024.07.16

Retrieval Augmented Generation(RAG)技術の先駆者であるVectaraが、企業ユーザーの需要がますます高まる中、シリーズAラウンドにて2,500万ドルの資金調達を実施した。これにより、累計調達額は5350万ドルに達している。
今回の資金調達と並行し、同社はRAG向けに特別に設計された新しい大規模言語モデル「Mockingbird LLM」を発表した。このモデルは、結論を導き出す際に、より正確で、可能な限り事実に忠実であるように訓練および微調整されている。
これにより、今後、Mockingbird LLMによって、エンタープライズRAGの競争市場でさらに差別化を図っていく予定である。

同社はビジネス向けの生成AIプラットフォームを提供している。このプラットフォームにより、企業は手持ちのデータ、文書、知識に基づいたChatGPTのような体験(AIアシスタント)を迅速に作成することが可能。また、サーバーレスRAG-as-a-Service(RAGaaS) は、企業導入に必要な重要な問題を解決するため、説明可能性/実証性を提案し、アクセス制御を実施、知識のリアルタイム更新を可能にし、大規模な言語モデルから生じる知的財産権/バイアスに関する懸念の軽減を実現する。

また、新たな設計を搭載した大規模な言語モデル「Mockingbird LLM」では、RAGワークフローにさらに特化して微調整された応答が可能とされる
また、利用者はベクトルデータベース、検索モデル、生成モデルなどの異なるコンポーネントを組み立てる必要がなく、すべての必要なコンポーネントを兼ね備え、統合されたRAGパイプラインを提供している。


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