病理AI技術により個別化医療の実現を目指す株式会社biomy、株式会社新日本科学との資本提携契約および資金調達を実施

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病理AI技術により個別化医療の実現を目指す株式会社biomy、株式会社新日本科学との資本提携契約および資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.07.18

病理画像と空間トランスクリプトームのAI解析分野で高い技術を有する株式会社biomy(本社 東京都中央区、代表取締役社長 小西哲平、以下当社)は株式会社新日本科学(本社 鹿児島県鹿児島市、代表取締役会長兼社長:永田良一、以下新日本科学社)との資本提携契約を締結した。これまでの累計調達額は約92百万円となる。
この度の資金調達により、病理AIソフトウェアの開発を推進するとともに、国内外に対する営業体制を強化していく。

同社は、病理AI技術による個別化医療の実現を目指しており、当社の病理AIソフトウェア「DeepPathFinder」2)は製薬企業や研究機関などで利用されています。
近年、がん免疫療法や分子標的治療の進展に伴い、薬剤の有効性や患者さんの予後において、腫瘍周囲を構成する「がん微小環境(TME)」が重要であることが明らかになっています。特に、当社は患者さんごとのTMEを構成する様々な免疫細胞の空間情報に焦点を当てています。TMEには数万から数十万の細胞が広がっており、これらを識別し、空間情報を定量化・解釈することは日常診療において困難です。当社は、独自の病理AI技術を活用してこれらの細胞を識別/定量化する技術を有しており、新たな有効性指標の確立や患者層別化のための研究を行っている。

今後もAIによる個別化医療の実現を目指し、研究開発を進めていく。

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