医療機器プログラムの研究開発、製造販売を行う株式会社Save Medical、TIS株式会社より資金調達
uniqorns編集チーム 2024.07.22
TIS株式会社は、株式会社Save Medicalに2024年7月19日に出資した。
今回の出資による協業イメージは、TISが製薬業界向けトータルソリューション「Medical Drive」として展開してきたR&D・S&M・Platformなど製薬業界での業務で求められるシステムを一貫して提供し、Save Medicalがデジタルセラピューティクス(DTx)およびSoftware as Medical Device(SaMD)の研究開発に取り組み、DTxの企画・設計・検証・開発、臨床試験デザインと実施、また薬事の経験を有することから、DTxおよびSaMDの企画、開発から臨床試験・申請、販売後までのプロセスのトータル支援を共同で実施することである。
世界中で医療費の高騰や医療従事者不足が問題視される中、新たな治療・予防・診断の手段としてDTxおよびSaMDが注目を集めており、製薬業界においても新たな開発戦略として参入企業が相次いでいる。
今後、DTx領域市場規模は2030年までに2024年度の10倍以上にあたる300億円規模に拡大するとみられている。しかし、IT領域で高い技術が要求されるDTxを自社だけで進めることは難しく、開発から運用までをスムーズかつ適切に行うプロセスが必要になる。
TISはプログラム医療機器の研究開発を含めて、製薬会社をトータルに支援することで、デジタル技術を用いた医療の発展に貢献するため、Medical Driveの「DTx支援サービス」における拡大施策の一環として、Save Medicalへの出資を決めた。
今回の出資を機に、TISとSave Medicalは、DTxおよびSaMDに関する製薬会社向け開発支援における協業を通じて、開発の企画、開発から臨床試験・申請、販売後までのプロセスのトータル支援を実現し、デジタル技術を用いた医療の発展に貢献する予定である。