カナダのソフトウェア企業であるClioがシリーズFラウンドにて9億ドルの資金調達を実施

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カナダのソフトウェア企業であるClioがシリーズFラウンドにて9億ドルの資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.07.23

カナダのソフトウェア企業であるClioは、シリーズFラウンドで9億ドルの資金調達を実施した。今回のラウンドにはニューエンタープライズアソシエイツ(NEA)が主導し、新投資家として、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、シックス・ストリート・グロース、キャピタルG、およびタイドマークらが参加。既存のバッカーであるTCV、JMIエクイティ、T.ロウ・プライスおよびOMERSのファンドやアカウントも参加している。これにより累計調達額は約13億ドルとなった。また、同社の評価額は30億ドルに達した。
本調達資金を活用して、AIとフィンテック分野にさらに注力し、法務サービスの提供を強化していく。さらに、AI技術を活用して法務手続きの効率化を図り、フィンテック機能を統合することで、顧客へのサービスを改善する予定である。

同社は「法律事務所のオペレーティングシステム」を提供しており、顧客受け入れ、ケースおよび文書管理、支払いなどを一元化することで法律事務所の管理を簡素化。現在150,000人以上の法律専門家に利用されており、APAC地域にも展開している。
クラウドテクノロジーの普及やAIへの関心の高まりなどの要因を背景に事業を拡大しており、今後も成長が期待されている。

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