北大発認定スタートアップ企業、株式会社メカノクロスがシードラウンドで総額2億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.07.26
溶媒を極少量に削減する有機合成反応技術(下図)を社会実装する北海道大学発ベンチャー、株式会社メカノクロス(本社:北海道札幌市、代表取締役 CEO:齋藤 智久、以下 「メカノクロス」)は、インキュベイトファンド株式会社(本社:東京都港区、代表パートナー : 赤浦 徹、本間 真彦、和田 圭祐、村田 祐介、ポール・マクナーニ)、株式会社北洋銀行(本社 : 北海道札幌市、取締役頭取:津山博恒)が単独 LP出資する北洋 SDGs 推進 2号ファンド、QBキャピタル合同会社(本社 : 福岡県福岡市、代表パートナー 坂本剛)、株式会社NCBベンチャーキャピタルが運営するQB第二号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドにおいて 2 億円の資金調達を実施した。
本調達資金を活用し、メカノケミケル有機合成種々反応の量産化技術確立と欧州展開を目指す。
メカノケミカル有機合成という革新的な技術を活用し、新しい材料の合成を行っている。この技術は、溶媒を使用せずに化学反応を促進するため、生産性が非常に高く、設備投資も抑えられる点が特長である。特に医薬品や化学材料の合成において注目されており、環境に優しく、経済的にもサステナブルな方法として、企業に対して提案している。
さらに、メカノケミカル合成技術を用いることで、従来の方法では合成が困難だった不溶性材料、例えば半導体、ディスプレイ、電池材料などの合成が可能となり、この技術を通じて、多機能な材料を提供できる化合物ライブラリの開発を進めており、他の手法では得られない新たな材料の提供を目指している。