通信衛星企業Astranisは、シリーズDラウンドにて2億ドルの資金調達を実施

Image Credits: Astranis

通信衛星企業Astranisは、シリーズDラウンドにて2億ドルの資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.07.24

通信衛星企業Astranisは、シリーズDラウンドにて2億ドルの資金調達を実施した。今回のラウンドには長年のAstranisの投資家であるAndreessen HorowitzのGrowth Fundが主導し、投資会社Balyasny Asset Managementが支援する成長段階の投資家であるBAM Elevateが共同主導し、BlackRock、Fidelity、Baillie Giffordが参加した。本調達資金は次世代衛星プログラム「オメガ」の開発に活用される。

Astranisは、静止軌道上で小型のブロードバンド通信衛星を開発・運用している。これまでに、MicroGEOと呼ばれる第一世代の衛星をいくつか打ち上げ、アメリカ、フィリピン、メキシコなどの国々で地元の通信会社に容量を販売している。4月には、次世代のOmega衛星を発表し、同社によると、この衛星は同様に小型の形状でありながら、帯域幅容量が5倍になるという。最初のOmegaは2026年に打ち上げられる予定であり、各宇宙船の運用寿命は10年である。Astranisは、2025年までに年間24機の衛星を製造することを目指している。

Astranisウェブサイト