「Far-UVC LED」の社会実装をめざす株式会社BEAM Technologies、シードラウンドにて2億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.08.08
「Far-UVC LED」の社会実装をめざす株式会社BEAM Technologies(東京都、代表取締役:飯村一樹・糸数雄吏)は、シードラウンドにおいて東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社をリード投資家として、PE&HR株式会社(埼玉りそな創業応援投資事業有限責任組合)、浜松ホトニクス・コーポレート・ベンチャー・キャピタル株式会社を引受先とする第三者割当増資、NEDOディープテックスタートアップ支援基金からの助成により、総額2億円の資金調達を実施した。
本調達により、量産タイプの開発、研究開発員の採用を強化する。
「Far UVC」とは、光による殺菌・不活性化は、薬剤の残留や薬剤耐性菌の出現リスクなどがないため、人や環境に対する負荷のない新しいクリーンテクノロジーとしてその活用方法が注目されている。
また、同社の技術の「Far-UVC LED」は化合物半導体であるAlGaN(窒化アルミニウムガリウム)を積層した半導体多層構造から成る。LEDチップは安価なサファイア基板を用いているため価格競争力に優れ、チップサイズも極小のためにエアコン・ハンドドライヤー・照明器具から携帯電話まであらゆるデバイスに搭載可能で、なお、本技術は特許出願済みである。
バンドエンジニアリングによる層構造の最適化により世界に先駆けて1mW超えの出力し社会実装するスタートアップとして、Far-UVC LEDの量産開発を目指している。