みらい創造二号投資事業有限責任組合が東京工業大学より資金調達を実施

東京工業大学（学長：益 一哉）は、株式会社みらい創造機構（代表取締役：岡田祐之）が設立した「みらい創造二号投資事業有限責任組合」（以下「みらい創造二号ファンド」）への出資を行った。みらい創造二号ファンドは、2023年10月に経済産業大臣及び文部科学大臣より特定研究成果活用支援事業の認定を受けており、東工大とみらい創造機構は一層連携し、東工大関連のスタートアップ創出・成長支援を強化していく予定である。

この出資により、東工大とみらい創造機構は、東工大の研究成果を社会に生かすための取り組みを推進している。みらい創造機構は、政府系機関、大手事業会社、大手金融会社などからの出資を受け、大学・研究機関・高専関連の研究開発型スタートアップに投資している。

東工大は、みらい創造機構との包括的連携協定を締結し、東工大の研究成果を活用したスタートアップの創出・育成を推進している。具体的な取り組みとしては、東工大独自のGAPファンド「芙蓉みらいGAPファンド」の組成・運営や、起業支援プログラム「STARTech」の運営などがある。

さらに、東工大は、「世界を変える大学発スタートアップを育てる」を目指し、田町キャンパスにインキュベーション施設「INDEST（Innovation Design Studio：インデスト）」を整備している。みらい創造機構もこの施設に入居する予定であり、東工大のスタートアップ支援を加速させる取り組みに参画する。

この出資を通じて、東工大とみらい創造機構は、研究開発型スタートアップの創出と成長を支援する取り組みを一層推進し、知の社会実装を実現していく予定である。