インスタカート運営の米メープルベアがIPOで970億円吸収ー時価総額は1.4兆円に

米食品宅配サービス「インスタカート」の運営会社、米メープルベアは18日、公募・売り出し価格（公開価格）を30ドル（約4430円）に決め、19日に米ナスダック市場に上場することを発表した。時価総額は約1兆4700億円となり、公開に伴う資金吸収額は970億円になる。

インスタカートはスマートフォンアプリを通じて食料品の注文を受け、ギグワーカーが提携先の小売店で買い物を代行し、消費者に届けるサービスを提供している。

このサービスは米国のユニコーンであり、最大390億ドルの企業価値を誇っていたが、公開価格を基にした時価総額はそれを下回るものとなる。

インスタカートの23年1〜6月期の売上高は前年同期比31%増の14億7500万ドルであり、営業損益、最終損益ともに5四半期連続で黒字を計上している。