インドのインターネット環境革新・プラットフォームベース販売モデルを提供するWiom、Global Brainなどから1,700万ドル調達

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インドのインターネット環境革新・プラットフォームベース販売モデルを提供するWiom、Global Brainなどから1,700万ドル調達

uniqorns編集チーム 2023.08.02

グローバル・ブレイン株式会社は2日、Global Brain 8号投資事業有限責任組合(GB8号ファンド)を通じて、インドのインターネット環境を変革するプラットフォームベースの新しい販売モデルを提供するWiomへの出資を実施したと発表した。調達ラウンドのステージは明らかにされていない。本ラウンドにはRTP Globalがリードし、その他新規・既存投資家が参加した。本ラウンドにより調達した総額は約1700万米ドルに上る。

Wiomは、インドのインターネット接続環境を改革し、より多くの人々に手軽な無制限・常時インターネット接続を提供することを目指している。インドでは携帯電話からのインターネット接続が主流であり、一日のデータ使用量が1.5GBに制限されているが、実際には一日10GB以上のデータが必要な状況が生まれている。

同社の提供する革新的なモデルでは、多くのユーザーが超低価格でインターネットを無制限に利用することが可能であり、デリーだけでも30万人を超えるユーザー基盤を有している。また、インド政府が提唱する「PM-WANI」枠組みと同様に、今後5年間でインド国民のうち5億人に手軽なインターネット接続環境の提供を目指している。

本出資を受けてWiomは、事業展開と製品開発の強化を目指すとともに、今後5年間で1.5億人以上のユーザー獲得を目指すとしている。これにより、インド全国の都市におけるインターネット接続環境の向上が見込まれ、デジタルエンパワーメントが一層進展すると期待される。

創業者を含むWiomの経営陣は、これらの取り組みを通じて、インドのインターネット接続環境を一変させる壮大なビジョンを実現に向けて日々努力を続けている。グローバル・ブレインは、そのポテンシャルを評価し出資を決定、Wiomの更なる成長を支援していく意向を示している。