インフォメティス、伊藤忠エネクス株式会社、株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー、TIS株式会社から資本提携による5億円の調達を実施

Image Credits: 株式会社インフォメティス

インフォメティス、伊藤忠エネクス株式会社、株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー、TIS株式会社から資本提携による5億円の調達を実施

uniqorns編集チーム 2023.06.19

AIによる電力分析技術(家電分離推定技術)を用いたサービスを提供するインフォメティス株式会社(東京都港区、代表取締役:只野太郎)は、伊藤忠エネクス株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長CEO:吉田朋史)、株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー(東京都千代田区、代表取締役:白岩直人)、TIS株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:岡本安史)から事業拡大加速資金として合計5億円の出資を受けたことを発表した。

インフォメティス株式会社は、家庭全体の電力測定結果から個別家電の使用情報をAIで推定する技術(家電分離推定技術)を有し、一般家庭向けに電力見える化やエネルギー最適制御、需要家見守り等のソリューションを提供している。
また、2013年に設立し、ソニー株式会社からのカーブアウト後に事業展開を始め、エネルギーインフラの超効率化とデータを用いたQoL向上を目指している。
電力データの解析により、家庭全体の電力消費を一元的に把握し、個別家電の使用状況やエネルギー使用最適化のアドバイスを提供するサービスを展開している。しかしながら、既存のメーターを利用した家電分離推定技術は限定的なケースでしか活用できず、より精緻な電力データの利活用には改良が必要とされていた。

今回の資金調達により、インフォメティスはこれらの技術の改良と精度向上を図るとともに、新たなサービスの開発に力を注ぐ予定である。
また、出資を行った伊藤忠エネクス、ジャパンインベストメントアドバイザー、TISの各社とは業務提携を行うことで、それぞれのビジネス領域における新サービスの提供や既存サービスの拡充を目指す。 伊藤忠エネクスはエネルギー関連事業を展開しており、インフォメティスの技術を用いてエネルギー消費の最適化を図り、消費者の省エネライフを支援するサービスを提供する予定である。
また、ジャパンインベストメントアドバイザーは不動産業を主軸に事業を展開しており、インフォメティスの家電分離推定技術を活用し、省エネ型のビルや住宅の提供を進めることを計画している。

さらに、TISはITソリューションを提供する企業であり、インフォメティスの技術を組み込むことで、よりスマートなエネルギーマネジメントソリューションの開発を行うことを見込んでいる。
これらの提携により、インフォメティスは電力データの分析による省エネ提案だけでなく、個々の家電の運用状況を把握し、より精緻なエネルギー管理を可能にするサービスの提供を拡大することができると期待されている。