インフラ点検現場に特化したタブレットCADアプリ「DAC-NOTE」、追加資金調達実施—利用拡大に向けた新たな一歩

Image Credits: DAC-NOTE株式会社

インフラ点検現場に特化したタブレットCADアプリ「DAC-NOTE」、追加資金調達実施—利用拡大に向けた新たな一歩

uniqorns編集チーム 2023.07.12

東京・千代田に本社を構えるDAC-NOTE株式会社は12日、直近のラウンドで追加のプレシード資金を調達したと発表した。資金調達の調達額は明かされていない。この資金調達は2023年2月から数回に分けて実施され、資金は新規顧客の開拓やプロダクトの機能充実に利用される予定だ。また、2023年4月からはDAC-NOTEの現場での利用も開始されている。

DAC-NOTE株式会社は、橋梁やトンネル等のインフラ点検現場で、CAD図面に直接書き込みができるタブレットCADアプリ「DAC-NOTE」の企画運営を手掛けている。同社は「世界中からインフラ事故で不幸になる人をゼロにする」というビジョンを掲げ、急速に進行する日本のインフラ老朽化に対して現場効率化と点検品質向上の両方を可能にする製品を開発している。

現場での効率化に焦点を当てたこの製品は、CAD図面への直接の書き込みを可能にし、既存の手法の制約を打破している。このアプリは株式会社第一コンサルタンツの片山直道氏からも評価を受け、同氏は「橋梁点検において新技術活用による効率化・DX化が推進されている」とコメントしている。

DAC-NOTEのCEOである岡辺スバル雅之氏は、今後も「現場起点のDX」を推進し、インフラ点検業界の問題解決に貢献していく考えを示した。株式会社DAC-NOTEは現在、新たな資金調達を活用し、製品の利用拡大と機能充実に向けた努力を続けている。