オンチェーン・レバレッジ取引プラットフォームAvantis LabsがPantera Capital主導で400万ドルのシードラウンドを調達

Image Credits: Avantis Labs

オンチェーン・レバレッジ取引プラットフォームAvantis LabsがPantera Capital主導で400万ドルのシードラウンドを調達

uniqorns編集チーム 2023.09.26

Avantis Labsが分散型金融(DeFi)デリバティブエコシステムの一環として、Pantera Capitalを主導とするシードラウンドで400万ドルを調達した。

このラウンドには、Founders Fund、Galaxy、CoinbaseのBase Ecosystem Fund、Modular Capitalも参加した。この資金は、同社の主力製品である永続的トレーディングおよびマーケットメイキングプロトコルであるAvantisの成長に使用される。

今年の第3四半期に、AvantisはBaseのブロックチェーン上でプライベートテストネットフェーズを開始し、ビットコインとイーサの永続的取引を初めて提供した。同社は2024年第1四半期にBaseのメインネットでのローンチを計画し、その後に一般的なアクセスを展開する予定である。

このプロトコルは、機関投資家および個人投資家に、最大100倍のレバレッジで暗号資産およびRWAsを取引する能力を提供することを目指している。同社は、DeFiデリバティブトレーディングおよびマーケットメイキングのインフラストラクチャを改善し、スケーラブルな「キャピタルエフィシェントなコンポーザビリティ」を提供することを目指している。

コンポーザビリティは、オーダーブックベースのデリバティブプロトコルにとって一般的に「未開発の」領域であり、非仮想通貨アセットクラスに対してはほとんど取引機会がない。その結果、DeFiスペースは主に仮想通貨アセットに制限されている。

Avantisはメインネットでのローンチ時に、ビットコインとイーサに加えて外国為替の3つのペアでライブになる:ポンド、JPY、ユーロ。時間の経過とともに、さらに仮想通貨や「INRやUSDなどのエキゾチックな外国為替ペア」、ゴールド、シルバー、原油などの商品を追加する予定である。
長期的には、Avantisは永続トレーディングを超えたプロトコルの機能を拡張し、来年中頃にはオプションエンジンの開発に取り組む予定である。