グローバルベンチャーキャピタルAntler株式会社Japan、起業支援プログラム「Antler Cohort Program」初の学生である不動産テックスタートアップLombard Standard株式会社へ2,000万円を出資

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グローバルベンチャーキャピタルAntler株式会社Japan、起業支援プログラム「Antler Cohort Program」初の学生である不動産テックスタートアップLombard Standard株式会社へ2,000万円を出資

uniqorns編集チーム 2023.08.02

初期ステージ専門のグローバルベンチャーキャピタルAntler(本社:シンガポール、CEO:マグナス・グリメランド)の日本法人であるAntler株式会社Japan(本社:東京都港区、代表取締役:梅澤亮)は、Antler Japan Fundを通じて、不動産テック(PropTech)スタートアップであるLombard Standard株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:Alberto MG Saruggia)に対して、第三者割当増資による2,000万円のプレシード出資を実施した。この出資はAntler株式会社Japanが運営する起業支援プログラム「Antler Cohort Program」の第1期生に対するものであり、外国籍CEOと外部共同創業者から成るチームに対する初めての出資である。

Lombard Standard株式会社は、商業用不動産(CRE)のAI売買マッチングサービス「LombardGPT」を提供している。CRE市場は広大だが、その多くはまだデジタル化が進んでいない。しかし、Lombard Standard株式会社の主力製品であるLombardGPTは、売主が可能性のある買主を見つけるための強力で迅速なインターフェースとして設計されている。広範なデータベースを提供することにより、潜在的な買主の追跡と不動産の探索に要するコストと時間を半分に削減することを目指している。

「Antler Cohort Program」は、起業家を支援する約10週間のプログラムであり、チーム作りを強化する第1フェーズと、ビジネスの磨き上げを行う第2フェーズからなる。第1週から第2週では、参加者は各分野の専門家から実践的な講義を受け、創業メンバーを見つけてチームを作る。第3週から第9週では、メンターやアドバイザーからのフィードバックを受けながら、ビジネスアイデアの洗練と具体化に励む。この期間中には、弁護士や社労士などの各種専門家からのコンサルティングを受けることも可能だ。また、第10週にはAntler投資委員会へのビジネスプレゼンテーションを行い、その結果選ばれた企業に対してはAntlerが創業資金を出資する。その後もAntlerのグローバルネットワークを利用して、顧客獲得の戦略立案から次のラウンドの資金調達まで、包括的なビジネス支援を続ける。