ケニアのeコマース企業Copia Globalが2,000万ドルを調達

Image Credits:Copia Global

ケニアのeコマース企業Copia Globalが2,000万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2023.12.13

ケニアの大衆市場向けeコマースおよびフィンテックプラットフォームのCopia Globalは、新たな資金調達で2,000万ドルを調達し、マイクロソフトの子会社であるMetaswitchの元CEOであるJohn Lazarを取締役に任命した。

Lazarが2019年に共同設立したパンアフリカンVC企業であるEnza Capitalは、このシリーズCの追加ラウンドにおいて大口出資者の一員となった。この追加ラウンドには、グローバルなプライベートバンクLGT、投資会社Goodwell Investments、米国国際開発金融公社(DFC)、ドイツの金融サービスプロバイダDEG、スイスのインパクトファンドElea、Perivoli Foundation、Sorenson Foundationも参加した。

Lazarはビジネスの構築と管理に豊富な経験を持っている。彼は1987年にソフトウェアエンジニアとしてMetaswitch Networksに参加し、クラウド通信ソフトウェアのリーダー企業としての地位を確立するとともに、Francisco PartnersとSequoia Capitalからの投資支援を受けた。彼は2016年に両方の役職を辞任し、Microsoftが同社を買収する4年前に、英国の慈善団体Raspberry Pi Foundationの議長を務め、英国とアフリカで天使投資家およびメンターとして40以上の事前シード投資を行っている。


Copiaは、地元のエージェントと物流ネットワークを活用してこの市場にアプローチしている。同社は、ケニア全土の町や村にいる小規模ビジネスオーナーである50,000人以上のエージェントネットワークを持ち、200万人以上の消費者にサービスを提供している。これらのエージェントネットワークを通じて実行される注文のほとんどは、顧客がエージェントの店舗で直接、USSD、または電話で家庭用品、電子機器、または食品の注文を行うことで実現している。

しかし、ケニアのデータコストの削減とスマートフォンの普及率と所有率の増加(中・低所得層のケニア人の73%が現在スマートフォンを所有しており、10年前の10%未満からの飛躍)によって後押しされ、10年間のeコマース企業は最近、エージェントネットワークをデジタル化するキャンペーンを実施し、1年でアプリの利用率を5%から80%に増やした。Copiaは、デジタル化されたエージェントが収入を二倍にすることができると述べており、M-KOPAなどが繁栄している市場に参入するため、次の段階のデジタル化の取り組みを顧客数百万人に焦点を当てて探求する予定である。