シンガポールのAI企業ProfilePrintがシリーズBを調達、農業関連企業の調達を支援

Image Credits:ProfilePrint

シンガポールのAI企業ProfilePrintがシリーズBを調達、農業関連企業の調達を支援

uniqorns編集チーム 2023.12.14

シンガポール拠点のAIスタートアップ、ProfilePrintが、Tai Partnersと既存株主4社をリードとするシリーズBの資金調達ラウンドを実施した。調達額は非公開である。

ProfilePrintは、AIと特許取得済みのデジタルアイデンティティ・サービス(IDaaS)技術を活用して、農業関連企業がより優れた購買・販売の意思決定を行うのを支援する。同社のソリューションは、原料サンプルを分析し、原料の正体(つまり、どこから来たか)と品質を予測する。

同社は、中国や欧米の主要な市場を含む、世界6大陸の50以上の地域に展開している。東アフリカは主要な市場の1つである。

クライアントの1つであるタンザニアのコーヒー輸出業者であるCotacofは、ProfilePrintを使用して、緑豆のデジタル指紋を取得し、AIを使用して輸出用の特級コーヒーを特定する評価レポートを生成している。

コーヒー以外にも、ProfilePrintはココア、紅茶、ジュース、食用油の分野でも活動している。Verifyという新機能では、クライアントはProfilePrintプラットフォームを介してデジタル化されたサンプルレポートを送信することができる。

最近の資金調達により、同社は独立したAIツールをグローバルなネットワーク化ソリューションに変える計画である。

シンガポールを拠点としているが、CEOによれば、シンガポールからの収益は総売上の1%未満である。Lai氏は、東南アジアではインドネシアに大きな潜在力があると考えている。

昨年の8月にはシリーズAラウンドを実施した。その時点では、オランダのルイス・ドレイファス・カンパニー(LDC)、シンガポールの農業関連企業オラム・グループ、国際コーヒー商社Sucafina、インドネシアのSinar Masが参加した。