スマートロッカーを展開する株式会社SPACERがシリーズBラウンドにて6.15億円の資金調達

Image Credits:株式会社SPACER

スマートロッカーを展開する株式会社SPACERがシリーズBラウンドにて6.15億円の資金調達

uniqorns編集チーム 2024.01.31

株式会社SPACER(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田中章仁)は、三井住友海上キャピタル株式会社をリード投資家として、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、株式会社JR西日本イノベーションズ、株式会社博報堂、株式会社広島ベンチャーキャピタル、株式会社ブルーインキュベーション、りそなキャピタル株式会社(企業名は五十音順)を引受先とした第三者割当増資により、シリーズBラウンドにて、当初の目標調達額5億円を上回る、総額6.15億円の資金調達を実施した。

SPACERは、スマートロッカー「SPACER」(スペースアール)の開発に取り組んできた。スマートフォンアプリ上での空き状況の確認、利用予約、キャッシュレス決済のほか、物理的な鍵を無くしURLでの鍵の共有を可能にしたことで、従来のコインロッカーの用途である”荷物の一時預け”に加えて”荷物の受け取り”や”商品の発送”など多用途で活用することができるスマホ完結のスマートロッカーである。

さらに、鉄道事業者と協業し、「SPACER」をBOPIS(Buy Online Pick-up In Store)対応マルチコンテンツオープンロッカーとしても活用している。2021年2月以降、「BOPISTA」、「Pikuraku」、「とりクロ」として順次サービスを開始している。

資金調達の目的は、今春に新サービスを展開するためのサービス開発費およびシステム開発費に充当することである。SPACERは、鉄道事業者や観光事業者との取り組みを強化し、2024年末時点でのロッカー設置数は全国360ヵ所1,800台、2024年の売上げは2023年比で約3倍を予定している。