テクノロジーでジェンダーギャップ解消を目指すbgrass株式会社、シードラウンドにて8,550万円の資金調達を実施

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テクノロジーでジェンダーギャップ解消を目指すbgrass株式会社、シードラウンドにて8,550万円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.04.11

女性ITエンジニア向けハイスキル転職サービス「Waveleap」(ウェイブリープ)を展開するbgrass株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:咸 多栄)は、今回サイバーエージェントキャピタルをリードインベスターとし、F Venturesと他5人の個人投資家を引受先とした第三者割当増資に加え、融資による借入により総額8,550万円の資金調達を実施した。

今回の資金調達を通じ、女性・ITエンジニア転職サービスの拡充を図り、ダイバーシティ可視化システムの機能開発やマーケティング、広告、PR、コミュニティ基盤等を強化していく。

bgrass株式会社では、ジェンダーダイバーシティの実現に向け、様々な取り組みを行っている。現在主軸となっているのが、女性ITエンジニア向けハイスキル転職サービス「Waveleap」である。
IT業界の人材不足が叫ばれる中、情報サービス産業基本統計調査/一般社団法人情報サービス産業協会が2022年に行った調査によれば、女性エンジニア数は10年で10%以上増加し、市場規模は拡大傾向にある。
しかし、女性ITエンジニアの割合や管理職の女性比率は依然として低く、ジェンダーギャップが深刻である。背景には、企業が女性・ITエンジニアにアプローチしたいと思いながらもできていないという課題感を抱えていることが分かった。そこでまずはニーズの高い「女性・ITエンジニアの採用」からジェンダーダイバーシティの促進を図るべく、「Waveleap」を2023年7月より提供開始した。

Waveleapの特徴は、利用企業と求職者が「活躍のしやすさ」「働きやすさ」を軸にマッチングされることである。企業はWaveleapへ登録する際、グローバルスタンダードであるジェンダースコアカードWEPsを元に独自に開発された「サステナブル職場診断」を受診する。診断結果に基づき、ジェンダーダイバーシティ実現における現在地と、DEI推進に向けたネクストステップを把握することができる。
単なる求人掲載に留まらず、登録するだけで企業の競争力強化と差別化に繋がるとともに、SDGsの達成に直結することが魅力である。

今回の資金調達を通し、bgrass株式会社は”「なりたい」を解放する”を体現し、より公平で多様性にあふれる「誰もが自分が本当にやりたいことを自由に選択できる世界」を実現する。よりたくさんの女性エンジニアの認知獲得を目指していきつつ、さらにフリーランス、副業、新卒、STEM人材などの領域にも拡大をしていきたいと考えている。
また、女性・ITエンジニアと企業をつなぐ役割を一層強化すると共に、企業のジェンダーダイバーシティの可視化を以て格差を是正していくプラットフォーム構築を目指し、企業のダイバーシティ経営をサポートする。その1つとして、「バイアスチェッカー」をベータ版でリリースしている。

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