テクノロジーリサーチ『Memory AI』を提供する株式会社MEMORY LABがシードラウンドで約9,000万円の資金調達

Image Credits:株式会社MEMORY LAB

テクノロジーリサーチ『Memory AI』を提供する株式会社MEMORY LABがシードラウンドで約9,000万円の資金調達

uniqorns編集チーム 2024.01.24

「MEMORY LAB」は、テクノロジーリサーチ「Memory AI」を提供することで、企業の新規事業や研究開発を加速している。この度、「MEMORY LAB」は、ニッセイ・キャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社デライト・ベンチャーズ、および個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、約9000万円の資金調達を実施した。

「MEMORY LAB」は、「科学の叡智を社会へ」をミッションに掲げ、多様な問題解決に取り組んでいる。日本国内の研究開発費は年間19兆円に上るものの、革新的なイノベーションが生まれにくい環境にある。その理由の一つとして、技術や市場の情報は刻々と変化し、迅速な意思決定が困難となることが挙げられる。

「MEMORY LAB」は、新規事業や研究開発にかかる時間を短縮し、異分野・領域同士の関連性を可視化するソリューションを開発している。「Memory AI」は、世界の全領域に渡る研究情報を保有し、自然言語処理の技術を用いて、関連する研究やスタートアップ、特許情報などを瞬時にスクリーニングすることが可能である。これにより、通常1年から2年かかる新規事業の戦略策定が、3ヶ月から4ヶ月程度に短縮される効果がある。

今回の資金調達は、「Memory AI」の開発、組織開発、国内企業との連携、海外進出に使用される予定である。ニッセイ・キャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社デライト・ベンチャーズ、個人投資家からのコメントによれば、「MEMORY LAB」の提供するサービスは、日本の技術の生産性を上げ、新しい事業が生まれる世界を実現する可能性を秘めていると評価されている。