ビジネス向け財務計画ソフトウェアを開発するスタートアップ、Jiravが、2,000万ドルを調達——累積調達額は3,300万ドルに

Image Credits: Jirav

ビジネス向け財務計画ソフトウェアを開発するスタートアップ、Jiravが、2,000万ドルを調達——累積調達額は3,300万ドルに

uniqorns編集チーム 2023.07.11

サンフランシスコに本拠を置く Jirav(ジラフ)は、直近のシリーズBラウンドで2,000万ドルを調達したと明らかにした。Cota Capitalがリードし、Born Capital, Alumni Ventures, Information Venture Partners, Bluefish Venturesが参加した。これは2022年に実施したシリーズAラウンドに続くもので、累積調達額は3,300万ドルに達した。

Jirav は、Limeade や Zephyr Health などのスタートアップで働いた経験を持つ Martin Zych 氏らにより創業された。Zych 氏は自動化されたクラウドベースの財務計画ソフトウェアが企業にとって必要であると認識し、業界特化型の財務モデルや KPI、レポート、ダッシュボードを提供するプラットフォーム、Jiravを開発した。

ビジネスが成長すると、将来計画を立てる際に考慮しなければならない要素が増えてくる。しかし、多くの企業は旧来のツールに縛られ、全体的に変化を測定し、計画を立てることが難しい状況にあった。Zych 氏はそのような状況を改善するために、効率的でコストパフォーマンスの高いソリューションを提供するJiravを設立した。

Jiravは、利益やキャッシュフローの予測など、財務計画用途に特化したツール群を提供している。企業は会計、人員、運営データをプラットフォームに接続することで、ビジネスの変化を分析するための予算やシナリオ計画を作成することが可能となる。

現在、Jiravのチームは70人で、4,000社以上の企業が顧客となっている。FP&Aソフトウェア市場は非常に大きく、Allied Market Researchによると、その世界市場は2031年には169億ドル(約1兆8,000億円)に達すると推計されている。