フィンテックに特化したFlourish Ventures、3億円5,000万ドルの資金調達

Flourish Venturesは、フィンテックに特化したアーリーステージVC企業で、3億5000万ドルの調達を行った。これにより、同社は世界的に8500万ドルの資産を保有している。

Flourishは2019年に設立され、社会にポジティブな変化をもたらすデジタルテクノロジーに焦点を当てた社会変革ベンチャーであるOmidyar Networkから分離した。Flourishは当初、デジタルバンキング、エンベデッドファイナンス、インフラストラクチャ、インシュアテックに焦点を当てていた。

Flourish自体が世界中の71のフィンテックスタートアップに投資しており、そのうち7つはユニコーン企業である。eBayの創業者であるPierre Omidyar氏が唯一の限定パートナーとなっている。

Flourishによると、同社のポートフォリオ企業は世界中の2億5000万人の人々と事業に到達していると推定されている。

Flourishの東南アジアとインドでの注目すべき投資先には、Grab Financial Group、Affordplan、ApnaKlub、CredFlow、Mapanなどがある。Flourishによれば、東南アジアには定期的な給与をもらっていない何百万人もの人々がおり、銀行サービスや運転資本クレジットへのアクセスに苦労しているため、この問題に取り組む企業への投資を選択した。

同社は新たに調達した資金を使って、アフリカ、アジア、ラテンアメリカ、アメリカを含むフィンテックへの投資を拡大する予定である。