フィンテック企業のZayZoon、3,450万ドルを調達

ZayZoonは、従業員が早期に給与を受け取るために5ドルを請求することから始まったフィンテック企業であり、FrameworkとEDCが共同主導し、ATB Financialも参加したシリーズBラウンドで3450万ドルを調達した。

ZayZoonは、アメリカ全土で1万人以上のビジネス顧客を獲得し、160以上の給与支払いプロバイダーと提携していると言う。
給与支払い前に従業員が自分の給与を必要な時に引き出せるようにすることで、高利子のローンやクレジットカードを避けることができると謳っている。

しかし、実際はマーケティングが示唆しているほど理想的ではない場合もある。
いくつかの消費者団体は、ZayZoonのような給与前支払いプログラムを、アメリカの「真実貸し付け法」に基づいてローンとして分類すべきだと主張しています。使用者はZayZoonに返済する法的義務はない。

ZayZoonは、従業員がギフトカードの形で支払いを受け取り、個人情報を広告目的で共有することを求めるオプションも提供している。
ZayZoonは、フィンテック企業の一部である「給与前支払い」のカテゴリに属している。ZayZoonを含むこのカテゴリの企業は、一定の手数料（ZayZoonの場合は5ドル）を支払うことで、従業員が通常の給与の一部を早めにリクエストできるようにしている。

ZayZoonとその他の給与前支払い企業は、ビジネスの従業員の定着手段として位置付けているが、給与前支払いプログラムが企業にとって正の影響をもたらすかどうかはまだ明確ではない。

給与前支払いの利用は増加しており、調査会社Aite-Novaricaの2021年の報告書によると、2020年には従業員が給与前支払いアプリを通じて95億ドルを利用した。