フラックスファイバーと植物由来の樹脂から作られた木製薄板の代替品「ekoa」を開発するLingrove、1000万ドルの資金調達

Image Credits:Lingrove

フラックスファイバーと植物由来の樹脂から作られた木製薄板の代替品「ekoa」を開発するLingrove、1000万ドルの資金調達

uniqorns編集チーム 2023.12.19

Lingroveは、フラックスファイバーと植物由来の樹脂から作られた木製薄板の代替品「ekoa」を開発した。彼らはこれをカーボンネガティブなオプションとして位置付けており、見た目も良く、性能も優れていると主張している。この新たな資金調達ラウンドであるシリーズBラウンドでは、Lingroveは1000万ドルを調達した。この資金を使い、彼らは車や他のインテリア表面に進出することを目指している。

Lingroveのekoaは、環境に優しく、強度などの面でも良い結果を生み出すと共に、室内の空気品質にも良い影響を与えると主張している。また、リサイクルされたプラスチックや他の再利用材料とは異なり、ekoaは見た目や硬度など、インテリア表面に求められる特性を備えている。

ekoaは、通常の木材に比べて環境に優しく、見た目も良い代替品である。さらに、使用が終わった後は砕いて再利用することも可能である。

Lingroveは、実際の木材ではなくekoaを使用する理由について説明しており、実際の木材は構造材料としては優れているが、デコラティブな要素には向いていないとしている。
この資金調達により、リングローブは小規模な自社製造から、すべての予約に対応し、自動車業界への進出を拡大する予定である。