ブレイブグループ、Vチューバー数1.5倍に向け19億9000万円調達

株式会社ブレイブグループは、第三者割当増資により、19億9000万円を調達したことが明らかになった。

Vチューバー向けのマネジメント事業を手掛ける同社は、調達資金を用いて海外事業の収益拡大を目指し、Vチューバーのキャラクター数を増やす。2023年内には国内外で計約100体を目指し、現状の約1.5倍に引き上げることを計画している。

同社は、歌が得意なVチューバーなどのマネジメントを手掛けており、3月には米国と英国でそれぞれ子会社を立ち上げ、英語でのVチューバー配信を始めた。今後は、ドイツ語などでの配信も計画しており、海外での人材獲得にも力を入れる予定だ。
将来的には、アジアでの拠点設立も視野に入れているという。

調達資金は、M&Aにも充てる予定であり、キャラクターの知的財産（IP）を活用したグッズ販売や企業から引き受けるプロモーション業務が不可欠になる。同社は、有力なIPを持つ同業のマネジメント会社や、現実とデジタル空間をつなぐクロスリアリティー（XR）技術の開発会社などのM&Aも検討している。

第三者割当増資は、シンプレクス・キャピタル・インベストメントや東京理科大学イノベーション・キャピタルなど5社が引き受けた。各VCとも、Vチューバーの活用に関心があり、取引先企業を紹介してくれることも期待できる。