ヘパリスファーマ株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社より資金調達を実施

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ヘパリスファーマ株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社より資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2023.09.29

ヘパリスファーマ株式会社は、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の治療薬候補を開発している企業である。三菱UFJキャピタル株式会社は、同社が運営するファンドからヘパリスファーマ株式会社に出資した。この投資は、ヘパリスファーマ株式会社がInventiva S.A.のNASH治療薬候補であるLanifibranorの日本および韓国におけるライセンス権を獲得し、開発を進めていることに基づいている。

NASHは肥満、糖尿病、高血圧患者に多く見られる疾患であり、日本では約400万人が罹患していると推定されている。しかし、現在、NASHの承認薬は存在していない。Lanifibranorは、NASHの消失や線維化改善などの有効性が確認されており、日本においても安全性と有効性を確認し、承認取得を目指す予定である。

三菱UFJキャピタル株式会社は、このような投資手法を活用して、創薬ベンチャーエコシステムを活性化させることで、日本の課題であるドラッグラグを解決する戦略の一環としている。また、三菱UFJキャピタル株式会社は、ライフサイエンス分野において継続的にファンドを設立し、創薬、再生医療、医療機器などのベンチャー企業に投資している。

この投資により、ヘパリスファーマ株式会社はNASHの治療薬候補の開発を加速させることが期待される。これにより、NASH患者の治療や予防に貢献する可能性がある。