マイナンバーカードに特化したデジタルIDソリューションのxID株式会社、約5億円の資金調達を実施

同社は、マイナンバーカードに特化したデジタルIDソリューション「xID」を提供するGovtech企業であり、この度、Hamagin DG Innovation Fundをリード投資家とし、三井住友銀行、両備システムズを引受先とした総額約5億円の資金調達を本資金調達ラウンドのファーストクローズとして実施した。

同社はこれまで、公共・行政分野を中心に、デジタルIDソリューションの「xID」や自治体向け郵送DXサービスの「SmartPOST」など、マイナンバーカードを活用する取り組みを推進している。マイナンバーカード事業に特化した企業だからこそ得られる経験・知見を活かし、自治体や住民の利便性だけでなく、事業者にとって実装しやすいデジタルIDソリューションを提供し、全国400を超える自治体、40を超えるパートナー企業と連携している。

マイナンバーカードの交付率も8月27日時点で75.7%を超え、普及フェーズから活用フェーズへと突入した。今後、金融分野や、携帯電話契約におけるオンライン本人確認において、マイナンバーカードの公的個人認証を活用した不正・詐欺対策を強化する方針が示されている。

これにより、民間分野でのマイナンバーカード活用の検討は今後益々加速すると予想される。

同社は、金融分野でのマイナンバーカード・デジタルID活用における課題解決を、デジタルIDソリューションの提供を通して、パートナー企業と共に、さらに加速させる。官民共創・民民共創で、デジタルIDエコシステムを構築し、中立的なデジタルIDソリューションの提供会社として、これまで以上にオープンに、さまざまなパートナー企業と日本のデジタルIDエコシステムを構築していくことを目指す。