ミュンヘン発・スマートフィットネスのEGYM、ジャレッド・クシュナーのAffinity Partnersから約2億2500万ドルを調達
uniqorns編集チーム 2023.07.06
ミュンヘンに本拠を置くスマートフィットネスのEGYMは、6日、最近のラウンドで約2億2500万ドルを調達したと発表した。このラウンドはシリーズFと呼ばれ、ジャレッド・クシュナーが設立した投資会社Affinity Partnersがリードした。前回の支援者であるMayfair Equity PartnersとBayern Kapitalも参加している。
EGYMは、CEO兼共同創業者のフィリップ・レッシュ=シュランデラー氏らにより2010年に設立された。ヘルスケアネットワーク事業「Wellpass」を展開し、現在では250万人を超えるユーザーが利用している。同社は、スマートワークアウトソリューションを提供するとともに、ハードウェア(自社製ジム機器)、ソフトウェア(アプリや診断ツールなどを利用した運動の最適化)も提供している。
これはAIスタートアップへの投資者の関心が高まる中、欧州からの調達で最も大きなものの一つである。投資リードは、元米国大統領ドナルド・トランプの婿であり、親友でもあるクシュナーが創設した、フロリダ州を拠点とする投資会社Affinity Partnersである。
EGYMは現在、そのビジネスの約25%をハードウェア(ジム機器)が占めており、会社の成長に伴い、ソフトウェアの役割が増加してきている。レッシュ=シュランデラー氏によれば、今後2年以内にAIベースのトレーニングサービスが完全に展開される予定である。
一方、EGYMの顧客は、個々のユーザーではなく、すべてのサイズのジムであり、現在、約16,000のジムがEGYMの製品を使用している。さらに、「Wellpass」の展開と成長により、従業員に健康とウェルネスの利益を提供する企業とのビジネス関係を構築している。