モビリティSaaS「Park Direct」運営の株式会社ニーリー、Keyrock Capital Managementより17億円を調達——累積調達額は56億円に

モビリティSaaS「Park Direct」を手がける株式会社ニーリーは、1日、直近のラウンドで約17億円を調達したと明らかにした。ラウンドステージはシリーズA。このラウンドは海外機関投資家のKeyrock Capital Managementが引受先となり、これによりシリーズAの調達が完了し、累積調達額は56億円に達した。

株式会社ニーリーは、業界No.1のモビリティSaaS「Park Direct」を運営し、主力事業のさらなる拡大と強化を図っている。2021年には、法人車両向け月極駐車場契約・決済・管理サービス「Park Direct for Business」の提供も開始した。また、駐車場への充電器設置やEV充電のインフラに関する事業推進など、EV領域での挑戦も行っている。

一方、法人車両にとっての駐車場探しから申込・契約、情報管理、請求・支払いなどの業務は非常に煩雑であるため、株式会社ニーリーが提供する「Park Direct for Business」では、これらの業務をすべてオンライン化し、効率化を図っている。この結果、多くの企業から導入が進んでおり、その中にはトヨタ自動車株式会社との事業連携も含まれている。

ニーリーは、今回の調達をもとに、主力事業の拡大・強化だけでなく、新たな事業領域の開拓にも取り組む。特に、EV領域での事業展開を本格化し、「Park Direct」のデータを活用したEV充電のインフラ整備に対する事業推進を行う。また、事業の拡大に伴い、全ポジションにおいて採用を強化する予定である。