九州発・登山地図アプリのヤマップ、シリーズDラウンドでJEFからの投資を受ける

福岡・博多に本拠を置く株式会社ヤマップは、18日、最新ラウンドにおいて投資を受けたと発表した。ラウンドステージはシリーズDで、MCPアセット・マネジメント株式会社が運営する九州発ジャパン・エボリューション・ファンド投資事業有限責任組合（JEF）がリード投資家となった。

ヤマップは、登山愛好家向けの地図アプリ「YAMAP」を提供している春山慶彦氏（現・代表取締役CEO）らにより2013年に創業。森林保全や植樹、登山道整備、山岳救助支援など、登山・アウトドアに関連するさまざまな事業を展開している。また、「地球とつながるよろこび。」をミッションに、人と地球環境がともに豊かになる世界の実現を目指している。

アウトドア分野におけるスマートフォンアプリ開発・運営事業を手掛けるヤマップは、人々のウェルビーイング向上やサーキュラーエコノミーの実現を目指すビジョンを掲げており、そのビジョンにJEFは共感。また、YAMAPコミュニティや独自性の高い製品開発力による事業成長性や、社会的インパクトを生み出す取組みを評価して、出資を決定した。

ヤマップは今後、MCPグループのネットワークを通じた事業展開や上場支援等を推進する予定である。九州・沖縄を代表するスタートアップの1つとされるヤマップへのサポートが、九州・沖縄、ひいては日本全体におけるミドルステージ以降のスタートアップ企業に新たな資金循環を起こす実例の1つになることを期待している。

なお、ヤマップはこの投資により、新規サービス開発および既存サービスの拡大、組織体制の強化を進める予定である。