五常・アンド・カンパニーが最終クローズ シリーズEラウンド調達総額141億円

image credit:五常・アンド・カンパニー株式会社

五常・アンド・カンパニーが最終クローズ シリーズEラウンド調達総額141億円

uniqorns編集チーム 2023.08.17

五常・アンド・カンパニー株式会社は、シリーズEラウンド資金調達の一環として、2023年3月期の連結財務実績が金融収益186億円、営業利益17.6億円であることを発表した。同ラウンドの調達総額は141億円に達し、2014年7月の創業からの累計資本調達額は289億円に及んでいる。

五常・アンド・カンパニー株式会社は、2022年11月に70億円のシリーズEラウンド資金調達、2023年1月には海外需要開拓支援機構からの30億円の同ラウンド追加調達を行い、合計141億円のシリーズEラウンド最終クローズを実施した。

新規機関投資家および個人投資家の参画に加えて、既存株主からの追加的な資金調達をE2種およびE4種優先株式により実施した。シリーズEラウンドで調達した資金は、途上国において中小零細事業向けマイクロファイナンスを展開する既存グループ会社の財務基盤強化とデジタル化の推進、アジア・アフリカ地域において金融包摂に取り組む事業者のグループ化に充当される。

2023年3月期の連結財務実績は、2021年9月末にグループ化したタジキスタンのマイクロファイナンス機関Humoの業績の通期寄与に加え、インドを中心としたグループ各社の持続的な成長、新型コロナやミャンマーのクーデターの影響を受けた延滞債権への引当が一服したこと等により、金融収益186億円、営業利益17.6億円となり、連結黒字化を達成した。

また、五常・アンド・カンパニー株式会社は、日本において調達したデットの転貸(親子ローン)等により、途上国のグループ会社の負債調達を直接的にサポートしており、途上国の金融市場の発展や低所得層向け金融サービス事業者の財務基盤強化において重要な役割を担う開発金融機関(Development Finance Institutions, DFI)や欧米のインパクトレンダーとグループ会社との間のネットワーキングや関係強化、条件交渉の支援等も行っている。2023年6月には、五常のグループ会社向けにフィンランドのFinnfund、オランダのFMO、フランスのProparcoといった欧州を代表するDFIから、合計$55 million (約77億円)、期間5年の長期借入を実現した。

五常・アンド・カンパニー株式会社は、低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人に届けることを目指し、2023年6月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに8,200名を超えるグループ従業員を擁し、融資顧客数は175万人、連結融資残高は1,000億円を突破している。