会話型GenAIのエンタープライズ向け開発プラットフォームRasa、シリーズCにて3,000万ドルを調達
uniqorns編集チーム 2024.02.15
Rasaは、大企業の開発者が「堅牢な」生成型会話AIアシスタントを構築できるインフラストラクチャを開発したと主張するスタートアップである。それにより、ユーザーとのインタラクションがより個人的で意味のあるものに感じられるとしている。これは、インフラストラクチャCALM(Conversational AI with Language Models)とローコードのユーザーインターフェースを提供することによって実現している。
その技術は、主に金融サービスと通信業界でいくつかの大規模な顧客を獲得している。これらの顧客には、世界トップ3の銀行のうちの2つ、アメリカで最も大きな銀行の2つ、アメリカン・エキスプレス、ドイツテレコムなどが含まれる。
2016年に設立されたRasaは、開発者がチャットボットや音声アプリ、会話型AIを利用した他のサービスを構築するためのオープンソースプラットフォームとしてスタートした。その後、Rasaは開発者によって5000万回以上ダウンロードされたと主張している。
同社は2023年に比べて年間再発生収益(ARR)を「おおよそ倍増」させたそうだ。
これにより、同社はStepStone GroupとPayPal Venturesを共同リードし、既存のバッカーであるAndreessen Horowitz(a16z)、Accel、Basis Set Venturesの参加を得て、シリーズCの資金調達で3000万ドルを獲得した。評価額は明らかにせず、ラウンドアップであるとのみ述べている。
今回の業界の重要な投資家からの資金調達により、製品の改善と市場シェアの拡大を計画している。