傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Groupが資金調達を実施ー累計調達額は3.2億円に

Image Credits: 株式会社Nature Innovation Group

傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Groupが資金調達を実施ー累計調達額は3.2億円に

uniqorns編集チーム 2023.11.14

株式会社Nature Innovation Group(本社:東京都渋谷区 代表取締役:丸川照司、以下アイカサ)は、前澤化成工業株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役:久保淳一、以下前澤化成工業)からの資金調達を実施した。今回の資金調達で累計調達額は約3.2億円となった。

新型コロナウイルスの影響で一時的に外出の機会が減少し、私たちを含め多くのビジネスがその影響を受けた。しかし、コロナが落ち着き、社会全体が新しい生活様式に適応してきた中、外出や移動の機会が増加している。同時に、地球温暖化と循環型社会の必要性が高まる中で、サステナビリティへ寄与するサービスが一層求められている。

今回の資金調達を通じて同社のミッションである「雨の日を快適にハッピーに」「使い捨て傘をゼロに」を実現するべく、今まで以上のスピードでスポット数のさらなる拡大と質の向上により多くのお客様へ届けて行く予定である。具体的には2024年中に首都圏にアイカサがある駅を現在の約400駅から1000駅以上へと拡大をすることでどの駅でもアイカサがあるインフラを構築したいと目指している。

同時に、環境面に対するインパクトでも「アイカサが存在した世界としなかった世界でどれだけの環境負荷低減の差分を作れたか」がアイカサのミッションであり存在意義である。世の中の使い捨てされてしまう傘の消費を減らすことで資源と余計なCO2の排出を抑制するとともに自社のプロダクトがもたらす環境負荷についても減らす工夫をしていく。今回の出資者である前澤化成工業の協力のもと、私たちのプロダクトの性能向上と環境負荷の低減に関する検討を進めていく予定である。

資金調達の用途は以下の通りである。
• スポットの拡大
• プロダクトの改善及びサービスの質の向上
• 採用を通した組織体制の強化

「アイカサ」は、“雨の日を快適にハッピーに”と“使い捨て傘をゼロに”をミッションに2018年12月にサービスを開始した日本初の本格的な傘のシェアリングサービスであり、現在はアプリ登録者数は約50万人。アイカサは首都圏をはじめ、関西、愛知、岡山、福岡、佐賀などで展開し、鉄道沿線を中心にスポット数は1,200か所以上にわたる。

突発的な雨にもビニール傘をその都度購入せずに、駅や街中で丈夫なアイカサを借り、雨が止んだ際には最寄りの傘スポットに傘を返却することで手ぶらで便利に移動ができるのが特徴である。
必要な時にだけ傘を利用するシェアリングサービスの仕組みを構築することで、限りある資源で豊かに暮らし、無駄な傘ゴミの消費を抑えCO2排出量の削減(アイカサ1回の利用でCO2約692g削減*)につなげていく。

アイカサは2021年に環境省主催のグッドライフアワードの環境大臣賞ユース部門を受賞し、傘がないことによって移動ができないことや濡れて不快になることを無くし、ひとりひとりが過ごしたい今を過ごせるよう「雨の日のプラットフォーム」としてのインフラを構築、傘をシェアし人にも地球にも愛ある社会づくりを構築している。

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