別府発学生スタートアップ株式会社EmunitasがJ-KISS新株予約権を用いた資金調達を実施

株式会社Emunitas（代表：山口由人、本社：大分県別府市田の湯町3番7号アライアンスタワーZ4階）は、「Empower Everyone’s Potential（すべての人の可能性を証明する）」をミッションに、同社のビジョンと留学生に向けたグローバルOJTプラットフォームと連動したリファレンス発行管理システム「Secure Talent」の価値に共感した、長谷川拓磨氏、ハリウッド株式会社、株式会社Integrity、田村拓氏等を引受先とするJ-KISS新株予約権を用いた資金調達を実施した。

株式会社Emunitasは「Empower Everyone’s Potential」をミッションに、日本にいる外国人留学生が学び、働きながら、自身のスキルと能力を証明できるプラットフォーム「Secure Talent」の開発・運営を行う。具体的には、留学生に向けたグローバルOJTプラットフォームと連動したリファレンス発行管理システムを開発、展開していく。

別府市を初め、地方地域で学ぶ優秀な外国人留学生の多くが、週28時間という労働制約の中で、彼らのポテンシャルに見合わないバイトや肉体労働に従事している。これにより、彼らは有意義なキャリア活動を展開する機会が限られ、特に日本の独特な就職市場において、自身の能力やスキルを証明することが困難な立場に立たされている。

その一方で、日本の企業は人財不足に悩んでおり、約48%が人財採用に課題を抱えている。しかし、留学生の国内での定着率はわずか4割未満にとどまり、その多くの人財ポテンシャルが未活用のままとなっている。加えて、リファレンスをチェックする体制を持ち合わせない企業が多いことも課題の一因といえる。

今回の資金調達により、私たちは日本人学生と外国人留学生が、OJT（On-the-Job Training）のプロセスとして、日本企業と海外企業との架け橋となるプロジェクトに参加する仕組みを構築することに注力する。この取り組みにより、実際の業務状況を通じて得られるデータを蓄積し、それをもとに定量的かつ定性的なリファレンスデータを発行する。

さらに、私たちはリファレンスの品質向上と管理システムの最適化にも注力し、より価値の高いリファレンス情報を提供できるよう取り組んでいく予定である。このプロジェクトを通じて、留学生と日本企業の関係性を強化し、外国人留学生が日本での学びと就労体験により価値を感じてもらえる機会を提供する。