医師診療支援AI「Curalumi」を手掛けるFastManage株式会社が2,500万円の資金調達

Image Credits:FastManage株式会社

医師診療支援AI「Curalumi」を手掛けるFastManage株式会社が2,500万円の資金調達

uniqorns編集チーム 2024.01.30

「Curalumi」を手掛けるFastManage株式会社(所在地:東京都渋谷区 代表取締役:倉橋 一成)は、第三者割当増資により2,500万円の資金調達を実施した。

FastManage株式会社は、「AIとデータで新しい社会を創造する」というミッションを掲げており、医療分野に応用したAI診療支援ウェブサービス「Curalumi」やビジネス分野に応用したAIウェブサービス「FastManage® AI」などを展開している。

今回の資金調達では、VCのEast Venturesとエンジェル投資家の千本倖生氏からの出資を受け、増資が行われた。増資前の資本金は400万円であり、増資後の資本金は2,900万円(資本準備金を含む)となった。

FastManage株式会社では、医療機関を含む様々な企業や団体に貢献し、AIとデータを活用して社会利益を創造することを目指している。

Curalumiは、診察前にAIに症状を送信し、AI診断とAI問診を行うことで診断時間を短縮するウェブサービスである。

このサービスはウェブベースで提供されており、特別なシステムの導入や連携は不要である。患者や医師は、PCやスマートフォンなどの端末とインターネット回線があれば利用できる。自身の症状を文章で入力するだけで、AIが回答と問診を行う。

現在、FastManage株式会社ではフランスのクリニックでCuralumiのPoCを進めている。開発初期の段階でありながら、医師から高い評価を受けており、診療時間の25%削減に成功した実績もある。
医師たちは、Curalumiの診断の正確さに驚き、このサービスによって診察時間が短縮されることを高く評価している。

Curalumiの日本とフランスを合わせた市場規模は5兆円(TAM)であり、FastManage® AIの市場規模は1兆円(TAM)と試算されている。FastManage株式会社は、AIプラットフォーム全体の市場規模が10兆円(TAM)を超え、実際のアプローチ可能な市場規模が1,000億円(SOM)に達すると見込んでいる。
FastManage株式会社は、今回の資金調達と増資を通じて、サービス開発とユーザー開拓を進めていく予定である。また、AIとデータサイエンスの技術を活用したサービスによって、日本のデジタル化を推進し、再成長を実現することを目指している。